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hot*cake blog


by hotcake24

うちの猫の話

「犬」か「猫」かと言われたら断然「犬」派だった私。
「猫」はアレルギーもあるし、同じ空間にいるだけで目がかゆくなり、腫れてくる。
側に近づくのも怖い。 なんと言ったってあの「目」が怖い。

でもずっと「猫」を飼うなら「黒猫」と、「猫」を飼いたいとか「好き」とかそんな感情以前に
漠然とどこかで意識していた「黒猫」。
とあるお休みの日。 
なぜかいつもと違う道を自転車で走っていると、どうしてこんな場所に?と言う所に
1匹の小さな小さな黒猫が鳴いていました。
「お店でお世話して、飼い主を見つければいい」と思い、簡単な気持ちでお店に連れて行った私。
でも子猫をお店の前に捨てていく人が多く、結構な頻度でみんなが仕事の合間をぬってお世話をしていた状況。 自分で勝手に拾ってきた「猫」をみんなにお世話してもらうなんて、なんて非常識な考えだろうと、拾ってきてから気づきました。
もちろん我が家で面倒見ることに。
小さなその「猫」は猫風邪で目も鼻も可哀相なくらい汚れていて、きれいに拭いてあげても
それはボロ雑巾のような「猫」でした。
体重600グラム。
その「猫」を見た上司や友人はみんな「3日もたないだろうと」思っていたそうです。
当の私はその「猫」にものすごい生命力を感じ、「あと3日かな」なんて思いもしませんでした。
でもおうちに連れて帰ってきて後悔ばかり。
「猫なんて飼ったことない」「りんごは大丈夫かな」「いいおうちを見つけてあげれるかな」

その「猫」は「黒猫」。「黒猫」だから「ジジ」。 そう名づけました。
りんごも連れてきた日は食いつきそうな勢いでしたが、とにかくすばしっこい「ジジ」は
猫風邪でグシュグシュの中もおうちを駆けずり周り、りんごと仲良く、りんごがごはんを食べていれば近づいてきて一緒に食べるほど。
りんごもなぜか怒らない^^; 
今では大変。 りんごがごはんを食べている近くをジジ「が通っただけで威嚇されます^^;

いつの間にか大きくなった「ジジ」。 りんごと仲良しな「ジジ」。
「うちで飼おうか」と自然な流れでそう決めたあの日。
私のアレルギーも少しひどくなったり、「ジジ」だけが原因ではないけれど、それでも昔のように
目がかゆくなったり、はれたり、そんな事はありません。
とっても不思議。 「ジジ」抗体が出来上がっているのかな。

去年の夏から離れて暮らしている「ジジ」。
出窓が大好き!そしてそこから見るお外が大好き!
そんな事さえ考えてあげて引っ越し先のおうちを決めなかったダメな私。
大きなベランダに面した窓しかないので、ジジは毎日つまらなそう。
りんごと追いかけっこできる程の広さもないお部屋。
私の事が大好き!でいつもお膝の上にいる「ジジ」。 甘えん坊「ジジ」。
前のおうちにもどしてあげれば大好きな「出窓」がある。
走り回れる。 でも私が側にいてあげれない。
どっちも「ジジ」が大好きなもの。 
悩んだ末、「ジジ」と離れて暮らすことに。
たまに帰ると私の側から離れない。
いつもは夜もリビングにいて、寝室に来ることはないそうですが、私が帰ると「ジジ」も寝室に。

もう少ししたら「ジジ」が帰ってきます。 また一緒に暮らし始めます。
あんなに私を大好きでいてくれる「ジジ」。
狭いお部屋で、出窓もないけれど、「ジジ」はそれよりも私のお膝がいいんだよねと気づきました。
「ジジ」が帰ってくるまでに狭いお部屋に高低差をつけて、「ジジ」が日中お外を少しでも眺められるように、そしてりんごも私も圧迫感なく生活できるようにお部屋を大改造。

「ジジ」と暮らして、そして今離れて・・・「猫」がいない生活がとても淋しい。
トイレのお掃除は大変で、お砂も落ちるし、お部屋のお掃除も大変。
大きなアレルギー症状はでないにしろ、もちろん体調も左右される。
でも「ジジ」と「りんご」の人と比べたら短い人生。
一緒にいる事を大事に大切にしていかないとね。

そうして気づけば「ジジ」によって「猫」大好き!になっている私。
「猫」も「犬」もたまらなく可愛い。 

もうすぐ桜の季節。
桜のトンネルが見える向こうのおうち。 桜を見たら「ジジ」もお引越しかな。

うちの猫の話_c0016745_12503593.jpg

by hotcake24 | 2006-03-19 12:56 | わん・にゃんのお話